前編 からの続きになります。
スマートフォンに対応させよう
ここ近年はスマートフォンが普及を続けていて、Webサイトをスマートフォンで閲覧するユーザーは一定数おり、その存在は無視できない状況となっています。
2017年の時点では、Googleはパソコン向けではなく、モバイル端末向けのページの評価からランキングを導く、Mobile First Index(モバイルファーストインデックス)というアルゴリズムの導入を発表しています。
この事からも分かる様に、スマートフォンへの対応を行うことはSEOの観点からも非常に重要と言えます。
スマートフォンへの対応は、『スマホの専用サイトの作成』と『Webサイトをレスポンシブ化』の2つです。
これら2つにもメリットとデメリットがそれぞれありますが、Googleでは『WEBサイトをレスポンシブ化』を推奨している様です。
どちらが良いか、クライアントと相談して対応方法を決定する事が望ましいでしょう。
UI/UXを意識したデザインを考える
Webデザイナーが考えるデザインは、Webサイトから訪問者が得られる体験、UX(ユーザーエクスペリエンス(User Experience))の向上を目指すことが基本になります。
UXを向上させるためには、情報の表示方式やユーザーからの入力の仕組み、UI(ユーザーインターフェース(User Interface))の改善が不可欠です。
ここ近年では、人間中心設計(Human Centered Design)と言われる方法も用いられる様になってきています。
IoT(Internet of Things)と言われる時代が訪れ、ユーザーは色々な端末、またはデバイスからWeb上にアクセスできる様になりました。
アクセス方法が増えた事でWEB上に接続する機会がこれまでより増え、今までよりもユーザーの視点に立ったデザインが要求される事でしょう。
スキルアップするにはWebデザイン以外も学ぼう
Webデザイナーとしてのキャリアを開拓するなら、一歩先を進んでWEBデザイン以外のスキル磨きもしたいところです。
Webマーケティングやコーディング等はもちろん、Webサイト制作に携わる色々な知識を習得していきましょう。
動画コンテンツ制作にも扱える『JavaScript』やその系列のフレームワークに、ここ近年注目されているCSSのフレームワークである『Bootstrap4』もおすすめします。
Webデザイナー志望の方でプログラミングに苦手意識を持つ人も、中にはいるかとは思います。
HTML、CSS、JavaScript、PHPを駆使してサイト制作が出来る様になると、表現の幅ですとか、仕事の幅全体が広がってきます。
また、私はまだ参加していませんが、WEBサイトのコンテストですとかアワード等へ参加して、そこで実績を残すとキャリアアップへの近道となるでしょう。
Webデザインをどう勉強していくか
一口に勉強するといっても、大きく分けて方法は2つではないでしょうか。
『スクールに通う』あるいは『独学で学習する』に、まずなってくるかと思います。
まずスクールに通う場合のメリットですが
①講師がいるので質問ができる
②授業内容がしっかりしていて実務で使える内容であれば効率よく学習が可能
③デザインで使うソフトが割引で使える事もある
④同期入学の人がいると刺激になる
一方でデメリットもあります
①講師がいても質問できなかったり、し難い雰囲気だったり・・・
②授業内容が自分の受けたいものと違っている場合、少し遠回りの学習になる事も
③ソフトが割引で使えても、スクール料金が高い
④一人で打ち込みたいコミュ障タイプの人の場合、同期入学の人がいるとイヤだったりw
など。
もしもスクールへ通う道を選ぶなら、①②はよく調べてから入学する事をおすすめします。
入学してみたら初歩の初歩だけで終わり・・・なんてパターンもあるらしく、実務で使えない内容だったなんてこともあるそうですよ。
一方、独学のメリットは
①基本ググって解決するスタイルなので、費用は掛からない
②自分の知りたい内容を知りたい時に調べられる
デメリットは
①聞ける人がいないと、深みにハマって動けなくなることも
②Googleの他、教本に頼る事になるかと思いますが、本が溜まってくると結構邪魔w
などでしょうか。
まあ、スクールに通くパターンと、独学のパターンとで一番違うのは、『聞ける人が近くにいるかいないか』になってくるかと思いますね。
逆に考えれば、聞ける人が近くにいるならスクールに通わなくても良いのではないでしょうか?
私の場合は学習サイトを多用はしていますが、ガチのスクールには通っていません。
基本を独学としつつ、もくもく会とか勉強会に積極的に参加して、人脈を拡大しつつ知り合いを増やしていきました。
プロフェッショナルな人脈を構築できているので、どうしても分からないという時に聞ける人は近くにいます。
なお、基本的にスクールで講師に聞くと言っても、それは在学中だけの話になってくるかと思うので、卒業したら結局独学で道を進む事になるかと思います。
(もっとも、就職すれば先輩デザイナーには聞けるかと思いますが)
こうなった時に真価を問われるので、結局のところ『自走力(自分の力で走る能力)』がないと、エンジニアもデザイナーも生き残れないんですよね。
私が思うに、最初のスタートはスクールを利用したとしても、自走力を問われる日が必ず来るので、その日までに自走力を磨いておく必要があるかと思います。
終わりに
さて、『WEBデザイナーとは?』から勉強方法まで記載しました。
この内容が今後WEBデザイナーを目指す方のお役に立てれば幸いで御座います。
では!
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